![]() 川面に映える赤と緑光のイルミネーション ![]() |
![]() 堤防を切り下げて架かっている中橋 |
心のふるさと、渡良瀬川は、洪水被害というもうひとつの足利の街の歴史でもあり、防災上中橋の架け替えは急務であり、平成14年(2002) 11月中橋整備検討委員会準備会が発足し、新橋の完成イメージ模型が示され、住民からはさまざまな意見が出ましたが、国、県、市と地元住民のコンセンサスを得て、早期実現を期待します。 一方、中橋の架け替え時期を迎え、足利工業大学の学生による[足利の『ヴェッキオ橋』]の構想や、現橋の景観を残した計画が提案されていますが、いずれも現行の関係法令では、実現が難しいと思います。 しかし、問題提起のヒントとして評価できます。 【注】ヴェッキオ橋は橋の上に貴金属店などが立ち並ぶ、イタリア・フィレンツェの一大観光スポットです。 |
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![]() (栃木県橋梁現況調査表) |
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渡良瀬川の氾濫![]() 激しい流れの中、命綱を頼りに避難する人々(通二丁目) (カスリーン台風写真集) |
カスリーン台風 昭和22年(1947) 9月に発生したカスリーン台風は、同15日に房総半島の南側を通過し、北海道南東海上に去りましたが、全国各地に惨禍をもたらし、足利市では渡良瀬川、袋川が決壊氾濫し、濁流はたちまち足利の街をのみ込んでしまいました。 住宅や工場が跡形もなく、田畑は濁流にえぐられて深い沼に変わり、河原は死体の山に。9月19日付けの下野新聞は「街の中央だったところが渡良瀬川の支流となった」と足利の惨状を報じました。死者252人、行方不明者67人、被災者68,000人、家屋流失372戸、家屋全壊328戸、家屋半壊257戸、床上浸水11,976戸、床下浸水5,773戸、田畑の浸水2,558haなどと空前の被害となりました。 (足利市消防調べ) |
所 在 地 足利市通二丁目・南町(渡良瀬川) 管 理 者 栃木県 建設時期 昭和11年(1936) 完成 用途・目的 道路橋(主要地方道 足利千代田線) 規 模 橋長・幅員:295.10m×11.00m (車道 7.00m+歩道 2×2.00m) 支間割:@ 65.70m+65.30m+65.70m A 9×10.00m 形式:上部工 @下路ブレースドリブ・ タイドアーチ橋(3連) A鉄筋コンクリート単純桁橋 下部工(橋台) 逆T式 (橋脚) RCラーメン |
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